国産絹100% 長さ12.6m 内巾39.5cm 織元 ことむ工房 技術継承者 奈良田登志子 ◆最適な着用時期 10月〜翌年5月の袷頃 5月下旬〜6月、9月〜10月上旬の単衣仕立て頃 ◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません ◆着用シーン 観劇、女子会、街着、お稽古など ◆あわせる帯 おしゃれ袋帯、綴れ名古屋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半幅帯 これが幻の… 伝承二百余年の絹織物。
秋田八丈でございます。
一度は唯一の機屋である滑川機業場が廃業され、 織り上げが無くなった織物でございます。
しかし、ことむ工房が滑川機業場から、その技術を正しく継承し、 年間に僅か数反と言われておりますが、同人の皆様に手によって 蘇らすことに成功しました。
しかも今回は織り上がりたての作品。
このようなご紹介はめったとない機会かと存じます。
お着物通を唸らせる、この織の風合い。
ハマナスによる赤茶と刈安、山つつじ、揚梅などで 染め上がるなんともいえない赤みのある深い茶。
是非ともお手元にてご覧いただきたく思います。
【 秋田八丈 】 文化年間(1804年〜1818年)。
竜門織・秋田平という袴地の生産が盛んであったこの地では、さらなる殖産をはかるために上州桐生から染色と機織りの指導者 菱沼甚平を招きました。
その甚平が黄八丈にならって織ったものが八丈絹と呼ばれ、秋田八丈の前身の織物となりました。
さらに、秋田海岸に自生するハマナスの根を染料にして独自の鳶色を出すことに成功し、その鳶色と刈安で染めた黄色を基調とした縞や格子を織り上げるようになりました。
この織物を”秋田八丈”と呼ぶようになったと言われております。
美しい光沢と、しゃりしゃりとした肌触り。
なんとも味わいある深みある熟成した茶色と いうべきいろどり。
経緯にやや異なる茶を織り込むことで 玉虫のように所作でいろどりが変わります。
ご着用のたびに色艶が増し、日光にも強いので、 その堅牢度が高く評価されております。
幻の織物と言われた”秋田八丈”。
生地表面の風合いはとてもしなやかでながら丈夫な質感。
この風合い まさに言葉では表せません。
薄手で丈夫な張りがあるこの絹は なんと18算(よみ)となります。
算数(よみすう)とは、「1cmのなかに経糸が何本あるか」を表す織物用語です。
18算は、1cmのあいだに経糸が実に36本。
数字ばかりで頭が痛くなるやもしれませんが、想像してみてください。
これだけの本数を織り込むためには当然、細い糸を使わなければなりません。
糸が細ければ細いほど、織物は上質になっていきます。
肌に纏えば実に軽やかに、 趣深くもどこか洗練された着姿を演出してくれることと思います。
おそらく市場には出回ることのないお品でございますから、 皆様がご覧になる機会は皆無かと存じます。
奇跡的に入荷したこの一点。
大切に大切に、織物好きの方のお手元にお届けさせて頂きます。
お仕立て料金はこちら 地入れ2,160円+※胴裏6,480円〜+紬八掛11,880円+海外手縫い仕立て24,840円(全て税込) ※国内手縫い仕立て 「大島紬・結城紬」+23,760円(税込)「左記以外の紬」+12,960円(税込) ※胴裏の価格について ※身丈について 商品加工をご要望の場合はこちら(地入れ) ※お仕立てご用命の際は、一度お手元でお色、風合いなどご確認頂いた後、Web集荷依頼サービス(無料)にてご返送ください。
※着姿の画像はイメージ写真です。
柄の出方が少々異なる場合がございます。
[A1G115335UZW]-[TP:原田]-[PS:浅野浩]-[CH:田中郷]-[文責:竹中]-[0920018] ▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。